音楽の非常にむずかしい聴き方  岩倉直衛

 

 音楽を演ずる人達って(たまに、人間じゃなくて動物の鳴き声とか、水の音とかもあるけれど) 先ず演ずる為に何か道具(楽器)を必要とします。

 それでは、その楽器にはどの様な種類があるでしょう?
あくまでも、私式に分類しますと、金管楽器、木管楽器、弦楽器、打楽器、等がすぐに思いうかびます。

話は横道にそれますが、金管と木管楽器の違い、分りますか?

普通、金管は金属、木管は木で出来ていますが、本当は違います。

 そんな事を書くと「サクソフォンは金属だけど木管だって云う事位は知っています。」っと声がしそうですが。それは、どちらでもあり、どちらでもない、のです。

 と云うのは、その楽器の音の出し方によるからで、木管でも金管でも、その楽器の中にある空気が何らかの作用で音を生じさせ、それに口をあてて、唇を振動させて音を出した時は、金管楽器となり、息を吹き込んだり、リードを振動させた時は、木管楽器となります。(たたいたり、間違って落っことしたりした時は、一瞬、打楽器にもなりますが)
 例えば、その辺にある水道のパイプに息をいれて、ボーッと鳴れば、木管。唇をあてて、ブルブルブルっと鳴れば、金管。石でひっぱたけば、打楽器となります。

 話を元に戻しますが、それらの楽器のほかに、もう一種類、『ヴォーカル』と云う楽器があります。

この楽器には、今までのものと大きな違いがいくつかあります。

 以下にヴォーカルの特徴を並べます。

長所:  
1)音の出し方 他の楽器より簡単(生まれた時から出している)
2)音階練習 音痴の人を除けば、練習不要(但し、1,2、共、上を目指せば涙ぐましい努力を必要とします。) 
3)運搬 身体の一部なので、持ち運び自由

短所:  
1)楽器の持ち替え (男性型、女性型、中性型、子供方型のいずれかであり)、自分の型以外を選べない。
2〕子供型の変化 声変わりで音色が変わってしまう。

 しかし、このヴォーカルと云う楽器は、表現力が豊かで、相当に素晴らしい演奏に対して、充分に渡り合える機能を持っています。
今まで私は、そんな感覚でヴォーカルを聞いていたのですが、この楽器は、さらにもうひとつの素晴らしい特徴をもっています。
それは、歌詞、と云う裏わざ、イヤ表わざ、を持っていることです。 

 さあ皆さん、これらの楽器に興味を持って音楽を楽しみましょう。

 


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